クルマのミニ知識

投稿日:2016-12-09

所有・使用・契約

自動車廃車手続き(抹消登録)

自動車を廃車するには『抹消登録』という手続きをする必要があります。
抹消登録は大別すると「永久抹消登録」「一時抹消登録」「輸出抹消登録」になります。

永久抹消登録は文字通り「永久に車を抹消する」ということで、車籍を抹消し二度と使えない状態(日本国内の公道での走行を不可)にすることを言います。
一般的に永久抹消登録では車を解体(スクラップ)することがほとんどですが、盗難にあった場合・倉庫や展示品として再利用する場合にも手続きが必要です。

一時抹消登録は「一時的に車の使用を止める」ということで、登録後は公道での使用はできませんが、再度申請・登録することによって公道での使用を可能にすることができます。
車検切れ車両の売買、中古車売買のための在庫、海外への長期出張、長期入院等により長期間車を使わない場合に登録することが想定されます。

輸出抹消登録は正式には『輸出抹消仮登録』と言い、この登録をしていないと通関手続きができず中古車を海外へ輸出できません。


それぞれの抹消登録に必要な書類等は以下のとおりとなります。

  • 自動車廃車手続き(抹消登録)

上記の書類に加え、「手数料納付書」「マークシート」「自動車取得税・自動車税申告書」を用意し所有者の住所を管轄する運輸支局または登録事務所にて手続きをします。

為替相場、諸外国の関税改正やその他の影響にもよりますが、日本車は丈夫で品質が良いため、年式が古かったり走行距離が多くても思った以上に価値が付く可能性があります。
廃車しようと思ったその時には「永久抹消」してスクラップにした方が良いか、「一時抹消」して下取りや買取に出した方が良いか、その差に大きな差が生じるかもしれません。

担当:谷津田

コラム

ページのトップへ